2018年03月03日

第606回『作家が謝罪する時』

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世の中にモノを発信したり、作り出すのがクリエイター。
しかし、世間は必ずしも作者の作品や発信を、作り手のを意図する通りに受け取るとは限らない。
違う方向に解釈したり、伝わってしまったりすることもある。
でも感想や批評人それぞれ……であるべきだけど、時には炎上することもある。
その時作者はすぐ謝るべき? でも一度世に出た作品に対して、批判を受けたからと言ってすぐに謝るのもどうなのか。作者は作品に対して、どこまで責任を持てばいいんだろう?
謝罪する、しないの境目はどこ?
いつか話題になったあの歌をきっかけに、考えてしまったビール担当です。
posted by sakugeki at 11:51| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みなさん、ごきげんようです。

新町さんの今回のテーマもとっても面白く拝聴しました。
テーマになったその歌知らなかったので検索して歌詞を読んだけど・・・・どこが問題なの?と思いました。普通にいい歌だと思いますけどね・・・・

こういう歌の歌詞がバッシングされる例は昔から古今東西ありますね。珍しいことじゃないから、抗議する声を聴いても「仁義なき戦い」の広能昌三じゃないけど「・・・うるさいことよのぅ」としか思いませんでした。

さだまさしさんの「関白宣言」も女権団体から「女性蔑視だ!」と凄まじいバッシングされたし、同じくさださんの「防人の歌」では「さだまさしは右翼だ!」とこれも猛烈なバッシングを受けました。さださんは謝罪しなかったけど、「関白宣言」なんか歌詞をよく読めば、こんなに女性を大事にしてる歌ってないなぁと普通の国語力があればわかると思いますが、特に最近は自分と同じ価値観でないと許せないって人が増えてるようですね・・・いやな渡世です

洋楽でもこの手の論争はワンサカあります。
僕の大好きなシンガーソングライターにランディニューマンと言う人がいますが彼の唯一の大ヒット「ショートピープル」は「ちっぽけ人間は生きる理由なんかありゃしない。おいらにつきまとうな」という歌詞が「アジア人を差別してる」「子供を差別してる」と物議をかもし、事実子供たちもこの歌を不快だと言いだして放送を拒否するラジオ局も出ましたが、にもかかわらずこの歌はビージーズの唄と1位を競る大ヒットになりました。100万枚売れました。

ランディは、この歌の真意を「すぐショート(キレる)する人。心の狭い人、狭量な人のことをおちょくったんだ。そして僕もまたその一人なんだ」と言ってます。

でも、中には単純な人は「いいじゃないか。俺も前からチビが大嫌いだったんだよ。ランディいいこと言うじゃねえか。チビはみんな駆逐されればいいんだよ」とこのレコードを買う人もいるわけで、この歌は「そんなあんたもショートピープルだよ」と言ってるんです。それがこの歌の本当の恐ろしさなんです。

ランディニューマンは他にも、こんな誤解を招くような歌を山ほど作ってますが、彼は「アメリカの良心」と言われてジャンルを超えたすべてのミュージシャン、音楽ファンから尊敬されています。

サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」も3番の歌詞「銀色の少女よ出帆しよう」が麻薬の注射針を意味しており、サイモン&ガーファンクルは麻薬を奨励してるといまだに批判している牧師さんがいるそうです。
真相は当時ポールがつきあっていたガールフレンドの若白髪を歌っただけです。

またこの歌は9.11のテロの時も先述の歌詞がビルに飛行機が突っ込む情景を連想させると放送禁止になりましたがテロの犠牲者を悼む追悼番組でポールは敢然とこの歌を歌いました。どこからも抗議は来ませんでした。

今回のお母さんのこの歌もナンセンスだと思いますが作者の意図とまったく違う意味で誤解されることは音楽でも映画でも避けられないことなのかもしれないですね。
一旦世に出たら作者の手を離れてしまうからどんな解釈をされても仕方がないと思います。

でも、1つの解釈しかできない作品ってつまらないとも思います
Posted by 中島浩光 at 2018年03月04日 12:13
 >中島浩光さま

 コメントありがとうございます。

 私もこの歌の歌詞を読み、「最後まできちんと聞いていたらきちんとお母さんへの応援歌してるじゃないか」と思いました。
 好き嫌いは置いておいて、読解力と確認力があればそこまで攻撃したくなる歌ではないということですね。
 中島さまの挙げられた歌も含め、攻撃している人は最後まで読み込んでいない印象を受けました。
 一部だけ取り上げて攻撃するのはナンセンスですね。
 女性は自分が顔や年齢という一部の構成要素のみで評価を受けることを不快だと思い、団体をつくって社会に抗議しますね。
 自分が歌に対して同じことやってしまっているの、もったいないですね。
 戦力削げちゃってます。
 と、自分も聞きかじったことで批判しちゃっておりますね。
 作品を書く前によく取材しろという中山市朗先生の言葉と今回の問題の結論が通じているような気がします。

 次回の作劇ネトラジもどうぞよろしくお願いします。
Posted by 船生蟹江 at 2018年03月13日 02:11
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