2017年05月13日

第564回『ストーリーの肝』

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「怪談には肝がある」授業でそうおっしゃったのは先生。
これが作品の良しあしの決め手となる。
多々あるジャンルの中で、肝はどこにあるのか? そして
肝の正体は? どうやってそれを描けばいい?
様々な角度から『肝』の検証を行って(?)見た結果。
……そうか『肝』はそれか。それは物語を作る基本の「キ」
展開やストーリーを考える肝は、ここにある!


posted by sakugeki at 11:10| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
塾生のみなさん、ごきげんようです。

面白い話題ですね。

黒澤明監督が「七人の侍」を創るに至ったエピソードを思い出しました。

まず監督が考えていたのは「侍の一日」という映画。お城勤めをする侍がほんの些細なミスで最後自宅の庭で切腹して死ぬという物語ですが、下級武士の生活のついての資料がまったくなかったため頓挫しました。

次に日本中の剣豪のクライマックスをつなげてオムニバスの映画を創ろうとしましたが、脚本が出来上がったものの
「この脚本には起承転結がない。これは映画にならない」とこれも頓挫。

次に武者修行を映画にしようとしたところ、監督が言った「室町末期から戦国時代の侍は金もなく貧乏だったのにどうやって全国を自由に行けたんだ?」という疑問が当時は野盗、野武士が村を襲い掠奪することが多く治安が悪かったからそういう村へ行って村を守る警備のバイトがあったという記録に「それだ!」と注目したところから始まりました。

「農民が侍を雇って野武士と戦争する」これが肝(セントラルアイデア)です。
この「七人の侍」の脚本が凄いのはこの肝だけで書かれていること。プロットがないんです。
Posted by ひろみつ at 2017年05月20日 08:30
ひろみつさま
ネトラジを聞いていただき、そしてコメントいただきありがとうございます。
余談ですが、今回のネトラジ、進行などや話題に対しての受け答え、反省点の多い回でした。
深く反省しています。そして、次は同じ過ちを繰り返さないために、改善してまいります。

ひろみつさまからそのお話しを年末にお聞きしましたね。
僕はプロット書かないと筆を動かしません。だから、黒澤監督は天才的で、あの作品は不朽の名作だと思います。
ストーリーの肝。
先生はジャンルでは無く、物語に肝があるとおっしゃておられました。 どんなストーリーであっても人間ドラマが基本なんですね。
人間の感情の動き、そして、展開にいたしましては、日常から非日常に変わる瞬間。
僕自身、物語を作る際、肝ということを強く意識していたといえば、そうではございませんので、ものすごく勉強させていただきました。
「人間ドラマ」
これを描かなけば肝を作れない!

七人の侍にいたしましては、巨匠の作品なので当たり前ですが、それを強く見せつけられる。
また、制作現場にいたしましても、おそらく、ひろみつさまがおっしゃっていた人間ドラマがあった。
 
それを聞いて、ますます頑張らなければ! と強く思っています。
 
いつも聴いていただきありがとうございます。
作劇ネトラジにいたしましては、僕も回を重なるごとに勉強させていただく所存でございます。

坂本流
Posted by sakugeki at 2017年05月23日 21:26
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